サライ 1998.8.20 Vol.10 No.16 ■話題 果実 花澤ぶどう研究所 研究の成果が実を結び、新品種も誕生。 世界の珍しい葡萄の味を楽しむ。 ■話題 ピープル 佐溝力 世相を映す看板やポスター収集歴25年で2万点 ■話題 旅 日本一周空の旅 宿・食・足、すべて厳選。 四季を満喫する大人のツアー ■インタビュー 杉本健吉 92歳・画家 ☆杉本美術館 画業75年、絵日記を描き、自分を見つめる日々を送る。 過去はあらへん、未来もあらへん。 今一瞬に生きている自分があるだけや 電車の中もボクのアトリエなんだ。いわば稼ぎ時。 イメージが深浅なうちすぐに描く 仏像、風景・・見るものすべてを描いていました。 生活即写生。理屈ではなく手に覚えさせようと 思い立ったときから始めるのが最高なの。 やろうと思ったら、死ぬ一日前、一時間前でもいい ■特集 海、川、湖で「漁と食」を満喫 風流船遊び ・うたせ船 風の力と潮の流れだけに頼った伝統的自然漁法を目の当りに 熊本県・不知火海 芦北観光うたせ船組合 0966-82-3936 ・たきや漁 夏の夜、湖に小舟で繰り出し捕った獲物で酒宴が始まる 静岡県・浜名湖 浜名漁業協同組合 053-592-1063 ・カヌー・ツアー タンチョウに出会うため湿原にひっそり漕ぎ出す 北海道・霧多布湿原 ペンションポーチ 0153-62-2772 ・エツ船 初夏の筑後川だけの味わい新鮮なエツを求め船を出す 福岡県・筑後川 三川屋 0944-87-3155 ・潮干狩り 有明海のど真ん中に現れた干潟に船を出して会を採る 佐賀県・有明海 川副町観光協会 0952-45-8914 ・堀割下り 北原白秋を見守った古き町どんこ船でのんびりと下る 福岡県・柳川 西鉄柳川観光開発 0944-72-6177 ・球磨川下り ひねもすのたりと船に乗り川の変奏曲に耳を傾ける 熊本県・球磨川 くま川下り株式会社 0966-22-5555 ・鵜飼い 1000有余年の伝統を現代に伝える御料鵜飼い 岐阜県・小瀬長良川 鵜の家足立 0575-22-0799 ・潜水艦もぐりん 珊瑚礁の青い海に潜って海底散歩を楽しむ 沖縄県・東シナ海 観光潜水艦もぐりん 098-964-5555 ・簀立て料理船 島巡りの合間に魚を水揚げ無人島で松島の魚介を食す 宮城県・松島湾 ハーバーハウスかなめ 022-366-7006 ・わかめ狩りツアー 本物のワカメの美味しさを再発見させてくれるメカブ 宮城県・気仙沼湾 休暇村気仙沼大島 0226-28-2626 ■特集 器と注ぎ方で酒はずっと旨くなる ・日本酒「生酒」の作法 酒は冷し、器も冷えやすいガラスを ・日本酒「純米酒」の作法 燗をつけて、陶器の酒器で ・日本酒「吟醸酒」の作法 円筒型の酒器で繊細な香りを楽しむ ・日本酒「古酒」の作法 空気に触れやすい酒器で香りを愛でる ・ビールの作法 注いだ時キメ細かな泡を立てる ・ウィスキーの作法 ストレートは常温で、水割りは充分に冷やして ■トピックス 今も残る王朝絵巻の夢の跡「源氏物語」を歩く ○夕顔 短い濃いを彩った邸宅跡地は京都駅に近い街中の庭園 渉成園 東本願寺 075-371-9182 夕顔町 清水寺 鳥辺野 糺ノ森 中川あたり 廬山寺 ○若菜 源氏が病を治した北山には今も深山幽谷の気配が漂う 鞍馬寺 金閣寺付近 鷹ヶ峰 ○玉髪 夕顔の歩んだ道程は平安期のあつい篤い信仰を物語る 石清水八幡宮 椿市 長谷寺 ○源氏の世界の祭りと遊び 蹴鞠 重陽の宴 青海波 三船祭 追儺 ☆渋谷栄一氏の『源氏物語』 ☆源氏物語データベース ☆角川文庫 全訳源氏物語(与謝野晶子訳) ■最後の庭師口伝 木と語る 第7回 木を生かす 佐野藤右衛門 植藤造園第16代 庭は、枝やなく自然に帰して生かすものや 木を生かすも殺すも人間の接し方次第。 明かりひとつも注意せな。 生命力の強い木を植えれば、失敗しても木は育つ。 その経験が大切。 【口伝の締め括り】 ・エアコンを切り、自然を感じる。 ・夜の庭は月明かりで見るもの。 ・主木がオトコなら周囲は女の木にする。 ・やんちゃな木で遊び心を表現。 ・縮めながら、木を育てていく。 ・3年放った庭は3年かけて手入れ。 ■食べ物 もう一つの旬 阿波番茶 徳島県上勝街 山間の長寿の村に代々伝わる大陸伝来の酸っぱい乳酸発酵茶 徳島県勝浦郡上勝街旭 中田清 知的料理講座 台所が呼んでいる レバーの赤ワイン風味揚げ ■旅 ・続・誰も行かない日本一の風景 絶景 小浜の地蔵盆 福井県小浜市 ・駱駝の旅 アメリカ/モントレー ■アート サライ美術館 芦屋市立美術博物館夏期特別展より 江戸の組み立て玩具 立版古 ■道具 新スタンダード生活道具図鑑 電話機 ■車 普通科車会学 トヨタ/ガイア ■読み物 秋山庄太郎の麗しの銀幕スター 月岡夢路 紳士のブランド ファッション編 第12回 ジョン・ロブ JOHN ROBB 英国の歴代宰相も愛用した「最高級の紳士靴」 不変の技術を貫く100年史 私の見つけたいい品好きな品 陶器の壺 石見焼の壺たち 駱駝の庭仕事 道具7 砂利 続・定番朝飯自慢 高見澤潤子 94歳・評論家 折々の散歩道 どくだみ・額あじさい・ほたる袋 ●花群落を探す旅 第2回 奥日光 湿原の貴婦人が達風景写真の聖地に 静寂な高原風景と鉱山植物の群落を探す夏 ☆奥日光写真館:諒「まこと」氏